原水爆禁止日本協議会 事務局長 安井正和さん 緊急の訴え!

緊急の訴え  目前に迫った世界大会の成功のために 代表派遣目標の達成へ、

最大限の奮闘をよびかけます 2018年7月25日 原水爆禁止日本協議会

事務局長 安井正和

 猛暑の中でのご奮闘に心から敬意を表します。

 いよいよ原水爆禁止2018年世界大会が目前に迫りました。

核兵器廃絶と非核・平和をめぐる激動の中で、世界大会への期待が大きく高まって

います。

昨日、アイルランド大使館より、マイケル・D・ヒギンズ大統領のメッセージが世界大会

実行委員会に届けられました。

アイルランド政府の代表も史上初めて大会に参加します。

ヒギンズ大統領は、世界大会が核兵器禁止条約に至る交渉の基礎を構築するのを

助けてきたと評価し、「今年の大会が、この数年の前進を喜び合うものとなるのは

確かでしょう。

しかしなお、成すべき仕事と立ち向かうべき大きな挑戦があります」と述べ、

核兵器のない世界に向って明確な前進を達成するために取り組むべき新たな段階での

活動の重要性を指摘しています。

アイルランドとともに、核兵器禁止条約の採択へと交渉を主導したオーストリア

トーマス・ハイノッチ大使が広島から長崎まで大会に参加します。こうした期待に

応えて、世界大会の代表派遣を必ず成功させようではありませんか。

被爆国日本の役割を果たすためにも、2018年世界大会の成功は決定的に重要です。

日本政府は、唯一の被爆国でありながら核兵器禁止条約に背を向け続け、被爆者・

国民を裏切っています。そしていま、国政私物化とセクハラ、憲法と民主主義破壊、

国民の命よりもギャンブルを優先する安倍政権の異常な強権政治に、国民の怒りが

全国にひろがっています。

世界大会は、「安倍政治」に反対する国民の運動が総結集する場です。核兵器禁止

条約を支持する共闘野党の代表と「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」の

代表が連帯あいさつします。また、沖縄のたたかいに連帯する大会として、

オール沖縄会議の代表が初めて参加します。新たな国民的共同を発展させる歴史的

大会として成功させなければなりません。

 大会成功のカギを握る代表派遣は、7月25日現在、主会場の広島が全国の

自主目標5494名に対して3362名にとどまっています。この遅れをただちに取りもどし、

目標を達成するために以下のとりくみを直ちに強めましょう。日本原水協事務局も

最後まで一緒に頑張ります。ともに成功させましょう。

― 代表派遣目標を堅持し、大会魅力チラシを活用して、すべての加盟・協力団体、

地域原水協、個人役員・会員に大会参加を働きかけきりましょう。

一 「ヒバクシャ国際署名」や「3000万署名」、平和行進でつながった団体・個人に、

世界大会を知らせ、ひろく参加をよびかけましょう。

― 若い世代(高校生を含む)の大会参加を重視し、交通手段や宿泊手配を含めて、

具体的な援助を強めましょう。

― 世界大会パンフの学習を最後まで重視しましょう。