岩手県宮古市 支援ボランティアだより8月20日

 第一日目20日の午前は、まず選挙がたたかわれる山田町で、党現職の後を受けて議席継承に挑戦する女性候補、木村洋子さんの地元地域のビラ配布に十数人で出かけました。町中もありましたが、家が点在する広い農村地域に、一軒一軒ていねいに声をかけながら配布しました。何度も何度も頭を下げて支援を約束してくれる家もありました。

 午後からは、被災者の入居され始めた仮設住宅を訪問しました。地区委員会の方の説明を受け、2〜3人が一組で広島や全国から寄せられた支援品を小分けした袋を配りながら、要望を聞いて回りました。「暗いから街頭をつけてほしい」「小さな仮設にも集会所がほしい。みんなで集まって語らい、励まし合いたい」「入口に雨よけの風除室を付けてほしい」「大人3人なので、4.5畳の2部屋では狭すぎる。3部屋にならないだろうか」等々、たくさんの要望が寄せられ、喜ばれました。それらすべての要望や声をアンケート用紙に丁寧に書いて地区委員会の方に手渡し説明しました。市会議員の地区委員長さんも一緒に聞いておられ、一つひとつ熱心にうなづいておられました。

 夕方少しの時間が空きましたので、被害がひどかった漁港に出てみました。写真のように無残に津波で破壊し尽くされていました。

写真・港1は、鉄筋コンクリートの建物も木っ端みじんに壊されています。

港2は、港全体が2メートルも沈下し、満潮の時は海水がコンクリートの上に上がってくる状況です。

港3は、漁協の造船修理工場ですが、無残に壊されています。

港4は、港から山側の小学校の方面に向けて軒並み家

が破壊されている様子です。

 山田町では、写真のように山の上に自衛隊の基地があり、三沢基地と結んでレーダーで敵の航空機を撃ち落とすトマホーク基地が建設されていました。


では、明日もレポートします。
藤本さとし  8月20日 21時