大平よしのぶ衆議員が岩国基地問題で政府追及!

日本共産党の大平喜信議員は25日、衆院予算委員会分科会で、米軍岩国基地

山口県岩国市)への空母艦載機移駐、F35Bステルス戦闘機配備の撤回を求めました。

 岩国基地が艦載機移駐先として選ばれた理由の一つが、滑走路を約1キロ沖合へ移設する

ことで騒音問題が大きく改善されるということです。大平氏は、「雷鳴のようなごう音」

「電話の会話がさえぎられ、テレビ音もかき消される」などの周辺住民の声を紹介し、

滑走路移設後も耐え難い航空機騒音が続いている実態を告発。「改善されたという政府の

言い分は、住民の実感とはかけ離れている」と厳しく批判しました。

 艦載機移駐後の騒音予測についても、厚木基地(神奈川県)の艦載機がFA18

ホーネット戦闘機から騒音の大きい同スーパーホーネットに替わっていることや、

想定する飛行回数の増加、飛行経路が米側と正式に合意されていない点などを指摘し、

「これでは住民は納得できない」とただしました。

 F35B配備について岸田文雄外相が「岩国基地へ配備するかどうかはまだ決まって

いない」と答えたのに対し、大平議員は「米海兵隊の航空基地は普天間

沖縄県宜野湾市)と岩国の二つ。岩国基地への配備としか考えられない」と

ごまかしを批判。「艦載機はもとより、騒音の大きいF35の配備も許されない」と

強調しました。