11月11日、安佐北区決起集会でのあいさつーー 高見篤己

みなさん。おはようございます。参議院選挙区候補の高見あつみです。

きのうまで、10日間ほど、竹原市議選、松本進さんの支援にいっていました。

日本共産党の躍進の流れをなんとしても、大きくするためです。今年3月には、

広島市議会議員の安芸区の補欠選挙では、定数1で中石仁候補が勝利した。

4月の府中市議会議員選挙では、1議席から2議席へと躍進した。この流れを

大きくするため。

竹原市議選はきょう投票日。松本さん、立候補の表明が少し遅れたが、急速に

追い上げました。いい結果をだしてくれるのではないか、と期待しています。

実は、10月29日、松本さんの地元で演説会を開きました。事前の押さえでは、

8人かな10人かなと言っていたが、20人が集まった。私、松本さん、大平前衆院

議員が訴えたあと、司会者が「質問や意見はないか」と求めました。

少し離れた地域の町内会役員が参加しておられて、挙手をして、こういうんです。

「学校のグラウンドの法面の整備、道路の手すりの補修などを学校に相談したが、

らちがあかなかった。松本さんに相談したら、すぐに直った。松本さんは行動力

がある。

豪雨災害後の議会を傍聴したが、質問したのは松本議員だけ。あれだけ大きな

災害にあったのに、だれも何も言わない。松本議員はなくてはならない。4人、

5人と集まったら、今度は松本さんだ、と言っている」。こんな話をしてくれました。

日本共産党の議員の値打ち、役割は、この人が語ってくれたとおりです。

清水貞子さんは、議員バッチはついていないが、生活保護の受給や可部線の踏切に

遮断機設置など、住民の要求を行政などに持ち込んで解決している。西日本豪雨災害

でも、大活躍しました。

来年4月の統一地方選で、今度こそ当選を勝ち取ろうではありませんか。

「それゆけてい子」(替え歌)のとおり、「苦節20年闘い続けた」「今ここで

花とさかそう」ではありませんか。

そして、その力で7月の参院選でも、躍進させましょう。
臨時国会が開会しました。憲法や暮らしの問題で、論戦がはじまった。安部政権、も

うボロボロですね。

暮らしの問題はどうでしょう。

安部政権、アベノミクスアベノミクスと、大宣伝してきた。大企業がうるおえば、

やがて庶民にもまわっていく、と言った。

確かに大企業うるおった。しかし、待てど暮らせど、私たちにまわってこない。

マスコミの世論調査でも、国民の8割のかたが「アベノミクスで景気回復の実感が

ない」と答えている。

こういう状況だから、安部首相も臨時国会の初心表明演説で「アベノミクス」に

言及しなかった。「アベノミクスのアの字」すら言えなかった。

4年前に消費税増税されて、みなさんも家計を切り詰めたのではないでしょうか。

実質の消費支出は年間で21万円減りました。それでが、収入はどうか。労働者の

実質賃金は年18万円も減った。

消費と所得、経済の土台が落ち込んだ。経済が低迷しています。このうえ、

来年10月に消費税を10%にひきあげたら、消費不況になることは目に見えて

いる。

こういう状況で、暮らし第一で経済を立て直す、という党の政策が光輝いていると

思います。

8時間はたらけば、普通にくらせる社会にする。長時間労働を規制し、雇用は

正社員があたりまえにする。最低賃金を引き上げる。

そして、大企業と富裕層に応分の負担を求めて財源をつくり、子育てと教育、

社会保障に優先的に予算をつかう。

この訴えが砂にしみいるように広がっていくと思います。訴えぬきたい。

 もう一つ。戦争するくにづくり、憲法改悪も破綻に直面しています。

 安部政権は、北朝鮮の脅威を口実にして、安保法制・戦争法を強行した。

覚えていますか。「お母さんが子どもを抱いてアメリカの戦艦に乗って北朝鮮から

脱出しようとしているのを助けなくていいのか」。最大限に利用した。

陸上イージスの配備がお隣の山口県萩市秋田県に計画されているが、これも

北朝鮮の脅威を口実にしたもの。あんなの当たるはずがないんです。

ミサイルは打ち上げられると、大気圏をつきぬけて、日本の上空を飛んでいって再び

大気圏に突入していく。飛行機はだいたい地上10キロを飛ぶんだけど、ミサイルは

100キロ、宇宙の領域です。それをねらって当たるはずがない。

北朝鮮をめぐる情勢は、今年になって激変しています。南北首脳会談が3回。

米朝首脳会談が1回。朝鮮半島の非核化、平和にむけた合意がなされました。

北朝鮮の脅威」「北朝鮮の脅威」と繰り返しいってきた、その根拠がくずれている

。戦争する国づくりの根拠がなくなった。

こうした状況下で、あつかましくも、憲法を変えるという。秋の臨時国会自民党

改憲案を提出する、と言っている。

どの世論調査をみても、臨時国会自民党改憲案を提出することには、反対が

多数をしめている。

 憲法を壊しつづけてきた安部政権に憲法を語る資格はありません。安部政権が

すすめる改憲は許さない。この一点で共同を広げ、改憲の企みを安部政権もろとも

葬り去ろうではありませんか。

この点でも、党の平和のための緊急提案が光輝いている。

安保法制を廃止し、立憲主義を取り戻す。大軍拡をやめ、軍縮にむかう。そして、党が

提唱する「北東アジア平和協力構想」は今、出番の時ではないでしょうか。

政治をかえる力は、市民と野党の共闘です。市民と野党の共闘を本気の共闘に

する力は、日本共産党を大きくすることだ。清水さんをとおすことは、市民と野党の

共闘を前にすすめる力です。統一地方選で勝利し、その力で参院選で躍進をかちとり

ましょう。

そのために全力をつくすことを表明しまして、あいさつとします。

ありがとうございました。