★大平よしのぶ衆院議員コラムvol.37
先日、国土交通委員会で、JR三江線をはじめローカル線の廃止問題を質問しました。
JR西日本の社長は「大量輸送という鉄道の特性が発揮できていない路線では、あるべき
交通体系を議論する必要がある。三江線のように廃止してバス転換するのも選択肢の
一つ」と露骨に語っています。年間一千億円の利益を上げるJR西日本に好き放題にやら
せないためにも、路線の廃止が事業者任せとなっている現行の鉄道事業法の見直しが
急務の課題になっています
◆質問準備の過程で、谷川俊太郎さんがはじめて新幹線に乗ったときにつくったと言われ
る「急ぐ」という詩を目にしました。「こんなに急いでいいのだろうか 田植えをする
人々の上を 時速二百キロで通りすぎ 私には彼らの手が見えない 心を思いやる暇がな
いこの速度は早すぎて間が抜けている 苦しみも怒りも不公平も絶望も … しかもなお
間にあわない 急いでも急いでも間にあわない」
◆心から共感。「成長」や「効率」をどこまでも追求する自民党政治に、
「『田植えをする人々』の手を見、声を聞け」と声を上げ続けねばとあらためて
決意しました。 【大平喜信】