日本共産党の朽原亮前府議を除名。日本共産党大阪府委員会が処分を決定

2016年11月07日

 日本共産党大阪府委員会は11月5日、総会を開き、日本共産党の朽原亮前府議

「自筆領収書」を使い政務活動費約221万円を不正に受け取り、私的に流用していた

問題で、同氏の行為が「市民道徳と社会的道義をまもり、社会に対する責任をはたす」と

した党規約に照らし、党員の立場とは両立し得ないものとして除名処分を決定しました。

 同氏は、2011年から15年の5年間に、「府政ニュース印刷代」「書籍代」を支出したと

して、総額287万7048円を領収書に自筆し、「政務活動費」からの交付を得ていました。

しかし、府常任委員会の調査の中で、実際に支払われた額より「上乗せ」した金額を

自筆で書き込んでいた事実が判明しました。その差額は5年間で220万8525円に上り、

これを家計に流用していました。

 同氏は非を認め、10月26日に議員辞職願を提出し、4日に許可されました。

287万円余の総額を返還することを表明しています。

 党府常任委員会は、府民のみなさんに心からおわびするとともに、政務活動費の

活用報告が議員団まかせになっていたことを重く反省し、政務活動費の活用について

厳正に点検し、議員団に対する指導・監督責任を果たしていくことを表明しました。

(「しんぶん赤旗」日刊紙2016/11/06付より)