世界遺産原爆ドームを守り、かき船移設に反対する訴訟
ご存知のように、元安橋のそばでは、(株)かなわによるかき船水上レストランの建設工事が
強行されています。
地元町内会・被爆者団体・慰霊碑管理団体などの了解もないまま工事が強行されたことに
対して、多くの市民から強い抗議の声が上がっています。
本年1月24日にかき船問題を考える会(略称)を結成して以来、(株)かなわ・広島市・国
(国土交通省中国地方整備局)に対して、私たちは繰り返し話し合いを求め、慎重審議と
移設案の再検討を要望して参りました。
しかし、(株)かなわや市、国の工事優先の姿勢は変わりません。
工事強行という事態の前で、私たちはついに、(株)かなわに対して工事中止を求め、
国(国土交通省中国地方整備局)に対しては河川占用許可の取り消しを求める裁判を
起こすしかないと判断するにいたりました。訴訟の名称は「世界遺産原爆ドームを守り、
かき船移設に反対する訴訟」です。単にかき船問題にとどまらず、世界遺産原爆ドームや
バッファゾーンの意義を問う史上最初の裁判です。工事が進む河原は原爆犠牲ヒロシマの
碑のすぐそばです。原爆瓦のあるプレートには、「天がまっかに燃えたとき わたしの
からだはとかされた ヒロシマの叫びをともに 世界の人よ」という碑文があります。
この場には、鎮魂と核廃絶の誓いこそがふさわしいことを忘れてはなりません。
昨夕6月8日(月)18:00〜19:00まちづくり市民交流プラザにて、原告団結団式を
行いました。
原告団長に金子哲夫さん、副団長に高橋信雄さん、事務局長に馬庭恭子さんを選出しました。
現在、原告は以上3人の方を含む13人です。
6月11日(木)に、下記の要領で提訴集会を行います。
提訴集会の予定
6月11日(水)11:30〜13:00
11:30 集合 弁護士会館
11:45 日程確認・石口弁護士から説明
12:15 弁護士会館出発・広島地方裁判所 提訴書面提出
12:40 弁護士会館 帰着、諸連絡
12:50 記者会見
原爆ドーム・平和公園地区へのかき船(水上レストラン)移転・新設問題を考える会
*連絡は事務局長大亀信行(090−7124−0933)までお願いします。