広島災害調査団報告会「平成26年広島土砂災害に学ぶ」
平成26年8月20日に広島市で甚大な人的被害をともなう土砂災害が発生しました。
この災害に関して、日本応用地質学会では中国四国支部・災害地質部会の会員を
中心に調査団を組織し、数回にわたって現地調査を行いました。
災害から半年を迎える2月21日に、災害が起きた広島市において、一般の市民の方を
対象にした報告会を開催致します。
応用地質学会の視点から今回の災害を捉え、将来に向けてどのように「身を守る」のかを
一緒に考える報告会にしたいと考えています。
多数の参加をお願いします。なお会場の一角では災害に関する様々な地図や岩石展示も
行う予定です。
名 称: 平成26年広島土砂災害に学ぶ ―土地の成り立ちを知り、土砂災害から
身を守る ―
主 催: 一般社団法人日本応用地質学会
共 催: 日本応用地質学会中国四国支部、日本応用地質学会災害地質研究部会
後 援: 国土交通省、広島県、広島市ほか(予定)
協 賛: 中国地質調査業協会(予定)
日 時: 平成27年2月21日(土)13:00〜17:00(予定)
場 所: 広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)大会議室(広島市中区基町4-1)
会 費: 無料
定 員: 120名
申し込み: 定員に達しましたので申込みを締め切りました(2015.2.19)
プログラム:
第一部 講演
1. 広島災害を受け応用地質学会は何を課題とするのか 千木良雅弘(京都大学防災研究所)
2. 雨の降り方と土砂災害の発生との関係について 中井真司(復建調査設計)
3. 土石流の実像に迫る −発生から停止までの挙動を知る− 横山俊治(高知大学)
4. 地質の違いから見た土石流の個性と被災状況 曽我部淳(中電技術コンサルタント)
5. 災害文化の伝承から学べること−八木地区に残る伝説から− 小笠原 洋(復建調査設計)
6. 広島市の地形の成り立ちと土砂災害のリスク 小林 浩(朝日航洋)
7. 広島市の都市開発の歴史と災害リスクの変遷 加藤弘徳(荒谷建設コンサルタント)
8. 宅地開発に関わる法規制と運用の問題点 釜井俊孝(京都大学防災研究所)
第二部 総合討論
講演を踏まえて、 土砂災害から「身を守る」をテーマとして質疑・討論を進める。
全体の締めくくりと閉会の挨拶 日本応用地質学会 会長 長谷川修一(香川大学)