「オール沖縄」完勝を報告 ーーー 「しんぶん赤旗」報道


(写真)スクラムを組んで「沖縄を返せ」を歌う(左から)仲里、玉城、照屋、赤嶺の

各氏ら=16日、沖縄県名護市辺野古

 沖縄に新たな基地は造らせないなどの「オール沖縄」の民意を代表し、衆院沖縄小選挙区

勝利した赤嶺政賢照屋寛徳玉城デニー、仲里利信の4氏は16日、そろって新基地建設

反対の座り込みが続く名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前を訪れ、当選を

報告しました。

 約80人の座り込み参加者が4氏の当選をカチャーシー(沖縄の手踊り)や指笛で祝福。

「誇りある私たちの代表だ」などの喝采が起きました。

 4氏は決意を新たに、「米国防総省など日米両政府のOBたちが、辺野古は困難という

現実に直面し、頭を抱えている。『建白書』にある通り、普天間基地は閉鎖・撤去させよ

う」(赤嶺氏=日本共産党・1区)、「ますます連帯を強めてたたかっていこう」

(照屋氏=社民・2区)、「日米政府に沖縄の誇りをしっかり訴えていきたい」(玉城氏=生活の

党・3区)、「みなさんと一緒に『建白書』の実現へ一生懸命、頑張っていきたい」

(仲里氏=無所属・4区)と力を込めました。

 ヘリ基地反対協議会の安次富(あしとみ)浩共同代表は「辺野古を断念させるまで、

翁長雄志(おながたけし)県知事や稲嶺進名護市長、4人を支えて一緒に歩み続けていく」と

強調。選挙終盤、車いすに乗って各選挙区で4氏を応援した島袋文子さん(85)=辺野古

在住=も「(うれしくて)泣きたいくらい。辺野古に基地を造らせないで。私も、

うんじゅなー(あなた方)の力をもらって頑張りたい」と語りました。