共産、入党者が急増 2カ月半で若者ら5100人 京都新聞より

 「これだけ早いペースで増えるのは過去に例がなく、閣議決定の影響とみて間違いない」。

政府が7月1日に集団的自衛権の行使容認を閣議決定して以降、急に入党者が増えたという

共産党

特に若者から支持を集めているといい、1990年後半にみせた「上げ潮ムードの再来」と

期待する声も。

次の本番は来春の統一地方選だが、果たして勢いをつけられるか、真価が試される。

 今年5月15日から7月末までを「躍進月間」と位置づけ、全国で集中的に勧誘活動を実施。

その結果、2カ月半で5100人の入党があり、閣議決定以降は3000人以上に上ったという。

京都府委員会も300人近くを新たに迎えた。

 党によると、入党者のうち39歳以下が3割を占めるなど若者が多く、集団的自衛権だけで

なく、ブラック企業原発、消費税など、党の主張が幅広い世代に支持されているとみている。

 組織強化を担当する中井作太郎書記局次長(元京都府委員長)は「90年代後半の党が躍進

した状況と似ている」と語り、98年参院選で躍進し、翌99年の統一地方選でも史上最高の

地方議席数を獲得した「上げ潮」時代を思い描く。

 ただ、「当時と比べると地力は足りない」とも分析し、「(反自民の)受け皿がなくなっ

ている。

今が新しい時代を迎えられるチャンス」と10月からの党幹部による全国遊説で支持の拡大を

目指す。