首都圏反原発連合(反原連)は23日、首相官邸前抗議行動、7000人(主催者発表).

首都圏反原発連合(反原連)は23日、首相官邸前抗議行動を行い、7000人(主催者発表)が官邸前と国会・霞が関一帯で「危険な原発はいますぐゼロに」と訴えました。

 反原連のミサオ・レッドウルフさんが「議員のみなさん、候補者のみなさん、選挙で原発ゼロの政策を実現してください」と訴え。神奈川県横須賀市の男性(64)は「もう即時原発ゼロしかないでしょう。脱原発に一生懸命な議員を見極めていきたい」と話しました。長野県松本市から初めて参加した女子高校生(16)は「おとなが子どもを守ろうと言ってくれているのがうれしかった。みんなの思いが熱かった。また来たいです」。

 被災地・福島県でボランティア経験のある神奈川県の男性(40)は「避難生活から戻れない人が大勢いる。再び安全神話をばらまく財界人や政治家たちは、一度でも避難者たちの姿をじかに見たことがあるのか」と語りました。

 横浜市から参加した女性(36)は「何十年先の原発ゼロでは遅すぎます。その間に地震が起きたらどうするのか。総選挙で原発即時ゼロに国がかじをきるようがんばります」と話しました。

 日本共産党笠井亮衆院議員も参加しました。

政党見極めよう
反原連がビラ・ポスター
 首都圏反原発連合は、23日の官邸前抗議行動で、総選挙に向けた「脱原発『あなたの選択』キャンペーン」を開始したことを明らかにするとともに、「原発のない未来のために、あなたはどの政党を選択しますか」と問いかけるフライヤー(ビラ)とポスターを作製し、その配布を呼びかけました。「ポスターやフライヤーを参考に政策を精査し比例区での政党を考え、小選挙区で議員一人ひとりを見極め、脱原発の意思を国会に送り込みましょう」と呼びかけています。

 官邸前でフライヤーを受け取った参加者からは「これを参考に政党や候補者を選びたい」などの声が相次ぎました。