核戦争防止国際医師会議の医学生会議が22日、広島市中区の広島国際会議場で開幕した。
米国やロシア、英国、インドネシア、ナイジェリア、イランなど24か国の医学生や若手医師ら125人が参加。
被爆者の基調講演や、ワークショップなどで核兵器廃絶に向けた議論を深めた。
22歳で被爆した元産婦人科医師中本雅子さん(89)=西区=が英語で基調講演。
爆心地から約2・7キロの陸軍被服支廠(ししょう)の事務所で原爆に遭い、中庭の診察所で医師と看護師を
手伝ったが、何もできなかった無力さから医師を目指した経験を話した。
ーー 中国新聞8月23日付から −−