「黒い雨」指定地域の見直し問題 「本当にひどい」ゼロ回答に憤り

広島原爆の投下直後に降った「黒い雨」被害の救護対象となる国の指定地域見直しで、

厚生労働省の検討会は29日、広島市などが要望した約6倍への地域拡大に否定的な

報告書案を大筋で了承した。(中国新聞5月30日付け)

「本当に驚いた。ひどい」毎回傍聴を続けてきた元気象研究所の研究室長の

増田善行さん(88才)は検討会の「セロ回答」に憤った。

2125人分の資料を独自に集め、現行の援護対象区域の約4倍となる「増田雨域」を

89年に雑誌「天気」で発表した。

 広島市の糸山隆・健康福祉局長は「厳しいと理解しているが検討会は7月上旬にもある。

これまでと同様、拡大のために最大限努力したい」と語った。(毎日新聞

市民レベルで黒い雨地域指定の拡大の運動をしている皆さんは、怒りを行動にと受けとめています。